術前シミュレーションの再現性は?

こんにちは。

来院患者様が毎月毎月増えて文字通りうれしい悲鳴をあげています。
そのようなわけでひさしぶりのプログです。

2月ももう終わりますがまだまだ寒向いですね。
3月もまだ寒いと思いますが風邪などひかないようにしてくださいね。

今日はシミュレーションのお話です。
カウンセリングに来られた時に行うシミュレーションはPhotoshopなどの画像処理ソフトに特殊なプラグインを用いてプロのグラフィックデザイナーが私の経験値を元に作成し、時には患者様の意見を聞きながら私が修正を加えて患者様の描いていらっしゃるイメージを共有するために行います。
一方、術前シミュレーションは患者様が要望する輪郭にするためにはどこの骨をどのように動かせば良いかを検討し、動かす量や方向をデータ化するためにおこないます。3DCTより作成したセファロイメージを分析して、顔面骨を構成している骨をトレースし実際にコンピューター上で動かしながら患者様の要望するイメージにするためのデータを得ます。大抵の場合シミュレーション画像よりも術後の顔貌は自然になります。

ceph比較

上図はSSRO+オトガイV字骨きり移動術(サージェリーファースト)の症例です。

術前、シミュレーション、術後のプロファイルを見ていただくとシミュレーションで得られるイメージよりも実際の術後の方が自然であることがわかっていただけると思います。

下図は本症例の術前、術後の下顎骨を下から見たレントゲンですが、術後は下顎が後方に下がり、短くなっただけでなく、幅も減少し全体的に小さくなっていることをご理解いただけると思います。SSROで外側の骨片を固定する時にちょっとした工夫をすることで下顎の幅を外板切除を行ったように減少させることができるのです。

下顎骨軸位比較

 

SSRO-men

 症例:20代男性 SSRO+オトガイV字骨きり移動術(サージェリーファースト)

 

シミュレーションについて詳しくはこちらをご覧下さい。https://www.maxfacsginza.com/simulation/

SSROの施術について→    https://www.maxfacsginza.com/ope/jaw_draw/

オトガイ形成の施術について→ https://www.maxfacsginza.com/ope/jaw_short/