Le Fort 1だけではだめなの?

こんにちは。

久しぶりのブログです。

なかなかお天気が安定しない今日この頃ですが、それでも着々と夏は近づいているように感じます。

さて、今日はまた中顔面短縮の話を少しいたします。

中顔面短縮術を希望してこられる方から、「Le Fort 1型骨きり術だけではダメなのか」との質問をよくお受けいたしますが、

Le Fort 1型骨きり術(以下Le Fort 1)だけではダメなんです。

 

3D-only-Le-Fort-L

上図のように上顎だけをLe Fort 1型骨きり術で上後方に移動させると上下の歯列間に大きな隙間ができます。上下の歯を噛み合わせるとStep 2のようになり奥歯が噛み合わず、下顎の前歯は上顎の前歯よりも突出し下顎前突状態となってしまいます。

下顎の歯列に合わせてLe Fort 1で上顎だけを上方移動しSSROを行わない施設もあるようですが、その場合、上顎の上方移動の限界は2 mm程度です。もちろん水平的移動(前後、左右)は1 mmたりともできません。またオトガイと上顎前歯の前方移動をともないますので術前よりも出っ歯になり、オトガイは突出します。

 

Le-Fort+SSRO-L一方、上図のようにSSROを併用する場合は下顎の位置は上顎の位置によって様々に変えることができますのでプロファィルのデザインの自由度が高くなります。何よりも上下の歯列をしっかりと噛み合った状態にすることができます。上顎の上方移動に伴い下顎のメントン(オトガイの最下点)も上方に移動しますので中顔面が短縮されるだけでなくお顔が全体的に小さくなります。

また下図のようにSSROで下顎の幅を縮小することも可能です。

Le-Fort-and-Le-Fort+SSRO+GP

 

 

Le Fort+SSRO+ZAO+オトガイV字骨きり術後5か月の症例です。

Pre-Post-F2

Pre-Post-OBR2

 

 

術前の3Dシミュレーション画像です。2Dの写真をマッピングしているために細部は歪んでいますが全体像は把握することが可能です。

Simulation-F2

3Dsimulation2

 

シミュレーションよりも実際の方がより自然であることがわかっていただけると思います。