顔のゆがみ・ずれ
顔のずれや歪みにお悩みの方、、顔をシンメトリーにしたい方
顔のずれや歪みにお悩みの方、、顔をシンメトリーにしたい方
目次
成長期の習慣などで顔面が左右非対称になってしまった方、顔面変形を修正されたい方、ボクシングなどのスポーツ外傷や交通外傷後に変形治癒をきたして顔面の左右が非対称な方に対して正面、側面のセファロ分析、3DCT、骨格模型分析を行い原因を確かめ、術式を決定した後に3DCTおよび骨格模型でシミュレーションを行い術式の正否を確認後に手術を行い顔を修正します。
顎顔面頭蓋成長期における習慣(頬づえや片側性咀嚼など)や何らかの外力(打撲など)によって左右の顎顔面頭蓋骨に成長差が生じている場合、オトガイ下端(メントン: Me)が左右どちらかにずれている場合が多く、左右の下顎骨の長さが異なります。また上下の歯の噛み合わせが悪い場合が多く、噛み合わせが良い場合でも、咬合平面(上下の歯を噛み合わせた時の仮想平面)に傾斜が見られます。斜鼻をともなうこともあり、そのような場合は鼻を垂直にすると顔面のゆがみは目立たなくなりますが、左右の目の高さが異なって見えることがあります。
このような場合はLe Fort type 1 osteotomy (ルフォーI型骨きり術)で上顎骨の位置移動をおこない、まず上顎の咬合平面を水平にします。ついでSSROやIVROで下顎を上顎に合わせて移動させます。さらに必要があればオトガイ形成、オトガイ水平骨きり術をおこないオトガイの下端(メントン)を頭蓋の正中と一致させます。最後に鼻骨内側外側骨きり術で、斜鼻を修正します。ほとんどの症例で左右の表情筋や咀嚼筋のバランスが 崩れていますので術後の表情筋の動かし方や咀嚼の指導をおこないます。必要があればボツリヌス・トキシン注射で牽引の強い方の表情筋の動きを抑制します。
一般的に左右の頬骨の前方への突出度や横方向への張り出し具合は全く同じではありません。右か左の頬骨のどちらかが他方より前方に突出あるいは横方向に張り出している場合がほとんどです。この差が著しいと左右どちらかの顔が大きく見えたり歪んで見えたりします。ただし頭蓋骨にも著しいゆがみがある場合は、額の突出度や眼窩(目の入っている骨の窪み)の突出度などとともにそれなりにバランスが取れている場合がありますので、頬骨以外の顔面骨格のパーツとのバランスをみて頬骨の左右差を少なくします。
具体的には頬骨のボリュームを少なくするには頬骨弓骨きり移動術(ZAO)、ボリュームを出すには頬骨弓拡大術(Zygomatic Arch Augmentaion)を行い左右の頬骨の大きさ、張り出しのバランスを整えます。
※多少の左右差であれば簡易的にレディエッセやヒアルロン酸を注入して形を整えることもできます。
左右のうち大きい頬骨を小さくして横への張り出しも少なくして左右差を改善します。
頬骨弓を前方だけ骨きりして頬骨を外側に移動させて、隙間にセラタイト(人工骨)を移植してチタンミニプレートでセラタイトと頬骨を固定します。頬骨弓の前方の可動性を得るために頬骨弓後方部に切れ込みを入れなくてはならない場合があります。
咀嚼習慣やスポーツや交通外傷、発育仕方の違いなどによってエラ(下顎角)の大きさや形に左右差がある場合、形や大きさの良い側のエラにあわせて下顎角形成術、外板切除術をおこない左右差を改善します。エラを作らなくてはならない場合は人工骨や腸骨を移植してエラを作る方法や下顎枝外板移動術でエラを形成する方法で左右差を改善します。
※多少の左右差であれば簡易的にレデイエッセやヒアルロン酸を注入して形を整えることもできます。
エラの張っている側の下顎骨は下顎枝自体も暑く、大臼歯部外側の骨も出っ張っていることが多く、そのような場合は下顎角形成術に加えて下顎枝外板切除術も併用してエラの左右差を改善します。 術前に3DCT上で切り取った対側の下顎を反転して術側の下顎に重ね合わせて骨を切り取る範囲計測します。骨格模型上で計測したあたい通りに骨きり予定線を設定して、特殊な金属性のガイドプレートを作成してガイドプレートに沿って骨きりをおこないますので正確に左右差の改善が行えます。
人工骨あるいはチタンインブラントで左右のエラの差を改善する方法です。
術前に特殊なソフトを使用して3DCT上で切り取った反対側の下顎を反転して術側の下顎に重ね合わせて調整し、つぎ足さなくてはならない人工骨あるいはチタンの形を設計します。CAD/CAMシステムを利用して移植する人工骨あるいはチタンを削り出し、骨格模型上で適合を確かめ、人工骨やチタンインプラントの適合位置を骨模型上で計測してから移植する滅菌しておきます。人工骨やチタンは多孔性(軽石ような構造)のものを使用します。多孔性人工骨やチタンインプラントは骨との結合に有利で、軽くすることができます。
エラの外側への張り出しはほぼ同じで下顎角の高さに左右差があり、噛み合わせは正常な 場合に行うせ術です。
ご相談頂いた内容から、お顔の歪みの要因となっている症状を特定して、そこから適正な術式をご提案致します。複合手術となる場合があるため、詳細はカウンセリングで丁寧にお答え致します。
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手術、リカバリー時間:術式で異なります。 |
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全身麻酔 |
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夜間ギブス固定:術式による|腫れのおさまり:術式による |
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手術の内容により異なります。 |
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手術の内容により異なります。 |
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手術の内容により異なります。 |
◆ マックスファクス銀座の先端オーダーメードインプラント
デジタル技術と手作業によりチタン、シリコン、人工骨などの高品質インプラントを作成致します。
顔面骨格の非対称の改善は顔面頭蓋、脳頭蓋骨格および顔面骨格に付着する筋肉に対する高度な知識と経験が必要です。3DCTと特殊なソフトウエアーによる分析と、シミュレーション、骨格模型での模擬手術による術前検証を行い、必要であればチタンや人工骨あるいは医療用シリコンインプラントをオーダーメイドで作成して左右の非対称を改善いたします。
輪郭整形、骨格形成、目もと、鼻、耳などの各美容施術のご予約~カウンセリング~手術~術後検診までの流れをご説明致します。
施術項目 | 金額 (税込) | |
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Lefort-Ⅰ+SSRO (Parallel法) | ¥3,395,040 | |
大小頬骨筋短縮術 | ¥528,000 |
【両顎手術(ルフォーI型骨きり術+SSRO)の場合】
眼窩下神経、オトガイ神経支配領域の知覚鈍麻 / 口蓋粘膜の知覚鈍麻、違和感(半年程度) / 一時的な鼻閉感(1~2週間程度) / 術後一時的な咬合不調(噛み合わせの違和感)が生じることがある / 上顎の挙上量に応じて上顎前歯の歯の見え方が少なくなる / 鼻翼幅が若干広がることがある / ごく稀に歯髄壊死を起こすことがある / 術後に矯正治療が必要なことがある / ごく稀に一時的に顔面神経麻痺を起こすことがある
【下顎枝外板移動術の場合】
下顎角周辺の腫れ・内出血(1〜2週間程度) / 一時的な開口障害や顎の動かしにくさ(術後1〜4週間) / 骨切り部の骨癒合不全や感染症のリスク / 一時的な咬合違和感(噛み合わせの違和感) / 術後に咀嚼筋の緊張や痛みが生じることがある / ごく稀に顔面神経麻痺(咬筋神経や表情筋神経)を起こすことがある / ごく稀に下歯槽神経の損傷による恒久的な感覚麻痺を起こすことがある
【頬骨弓骨切り移動術の場合】
眼窩下神経支配領域(下まぶた〜頬)の知覚鈍麻 / 術後の腫れや内出血(特に頬・こめかみ部分に強く出る傾向、2〜3週間程度) / 頬骨の過剰切除に、こめかみのくぼみや皮膚のたるみが目立つことがある / 咬筋や側頭筋の一時的な違和感・痛み(咀嚼時に影響が出ることも) / ごく稀に顔面神経の損傷による一時的な表情筋麻痺を起こすことがある / 頬骨弓部分の骨癒合不全や骨のズレ・後戻りが生じることがある / 口腔内アプローチの場合、切開部の感染や開口障害を伴うことがある